数年前、暖簾の写真を見た時から気になっていた湯治柳屋さんへやっと宿泊してきました。
人気の宿で、すぐに埋まってしまう。ある程度日程決めたら毎日空室カレンダーをチェック。
キャンセル料が5日前からかかるので、それまでは出入りがまあまあある。
何度か見送っていると、やっぱりすぐ埋まる。
飛行機の料金も並行して確認し、仕事の調整つきそうなところで予約。
湯治宿なので、湯治気分を味わうべくトイレも洗面所もなしのお部屋にした。
何度も見た他の方のブログ記事に、HP。
でもどれもこれも、この宿の品の良さを語ってるのはなかったなぁ。
良い方へ裏切られました。
16:00 チェックイン
玄関入って流れる空気の気持ちよさ!
フロントがこじんまりしているのも好感度。
中のしつらえも品がよく、美意識が高い。
でも館内にあるたくさんのサインは可愛いグラフィックでバランス良い。
美味しいシフォンケーキとお茶をいただきながらチェックイン。
その後お部屋へ案内してもらいつつ、館内の説明を聞く。
複雑なつくりなので覚えられるか心配だったけど、ここがあれかと行く前に散々見たブログで記憶していた。
一通り案内してもらい、急いでiphoneの充電。
その間にGRを持って館内の写真を撮りにうろうろ。
どこを切り取っても絵になる素敵な宿だった。
充電したら宿から歩いて15分の「湯けむり展望台」へ。
18:00 夜ご飯
展望台からはちょうど18時頃宿に戻った。
早速夜ご飯。
私はおにぎり付きの地獄蒸しをお願いしていた。
他のお客さんが炊事室でせっせと何か作っていた。常連さんなのかしら。手際が良い。
地獄蒸しは7〜9分蒸す。
その間にラウンジで席を決めて、セッティング。
いざ食べようとするとタレの小皿がない!と炊事室へドタドタと階段上って取りにいき、おにぎりに味がなかったので塩を取ってこようとまたドタドタとラウンジを往復。誰かの家にお邪魔したみたいに楽しかった。地獄蒸し、美味しかった。
食後、宿泊客が使えるアンテノールでコーヒーを淹れて部屋に持っていき、夕食はちょっと足りないかもと思って「友栄パン」で買ったパンを食べてしまったらお腹いっぱい。
21:00 休憩してお風呂へ
蒸し湯もあったけど、サウナが苦手なのでやっぱり無理だった。お湯はすごい温泉らしさを醸しているけど、結構軽く、匂いもない。湯冷めしにくいいいお湯でした。
壁が薄いので洗面所やトイレは誰かが使ってるとわかるくらい音がする。トイレは2つあるけど、洗面所は一つ。でも意外と他の人とぶつからなかった。TVあるけどつける気にならない。音が漏れそうだし。持ってきたmacでyoutube見るのも憚られるほど。他の部屋にいる人の喋りごえが聞こえてくる。湯治宿なので、ここは一人がいいかもと思った。
お布団を自分で敷いて、就寝。
シーツがピリッとして気持ちいい。
7:30 良い目覚め
早い人はもう起きていて、歯磨きしている音が聞こえる。笑
8:15 朝ごはん
朝ごはんは3種類が日替わりで、何になるかわからない。
今日はおこわだった。パンがよかったな~と思いつつ。
でも美味しい。地獄むし卵も良い。
コーヒー飲みながらアンテノールで本をチラホラ。
この宿の本棚にある本の趣味が好きだった。
アンテノールにはお花がと小さな一輪挿しがいくつか置いてあって、ご自由にどうぞと。
お部屋に飾るみたいです。これかわいいな。
私は持っていかなかったけど、これも湯治ならではのおもてなしのように感じた。自分で好きなように。
お風呂好きな方は朝も入るのでしょうけど、お風呂入るのってなかなかのイベント。
私は夜の1回だけで十分。
身支度整えて広間で本をまた読む。
次々とチェックアウトのお客さん。
帰り際に宿の方と話している声が聞こえてくる。
みんな暖簾のところで写真を撮っているみたい。
9:45 チェックアウト
私もスタッフの方に「撮りましょうか?」と言われてせっかくなので撮った。
ノーメイクなのでお恥ずかしい。
かといってメイクしたとて、ですが。
最初と最後、あと朝食の時くらいしかスタッフの方を見かけなかったし、気配も感じなかった。それもなんだか良い気がする。
もちろん、また訪れたいと思った宿でした。
次は秋か冬がいいかな。
湯けむりや、地獄蒸しの影響もあってか、髪がうねりっぱなし。
土地の湿度が高い。